睡眠と運動と食事が健康の基本
睡眠は心臓や血管にとって欠かすことのできない充電時間です。
睡眠や休養をとることは基本中の基本。
人間の体は、緊張感を持って活動していく日中は、血圧が上がり、脈拍数も増えますが、休養中や睡眠中、血圧は低くなり脈拍数も減ります。
こうした休息の時間を十分にとることで、心臓や血管がリフレッシュし、明日への活力を蓄えることにもなるのです。
また、睡眠中は、血管が開いて血液の循環もよくなりますから、心臓や血管が休まるだけでなく、体内にたまった疲れをとって、トラブルを起こしかけていた部分があれば、修復などもしてくれるのです。
生活のパターンは人によってさまざまですが、いずれにしても十分な睡眠をとって、翌日に疲れを残さないことが血管にはやさしい寝方です。
くよくよしすぎないことも、血管には有効です。ときには仕事や人間関係などで落ち込むこともあるでしょうが、そういうときは、深く考えずに横になることです。
けれども横になっても寝付かれないとそこでまたイライラ。
そのまま不眠が続こうものなら、なんとか眠ろうと躍起になり、余計覚醒してしまうかもしれません。
こういう場合は、焦って眠ろうとせず、自然い眠気が起きるまで穏やかな気持ちでいることです。
たとえ眠れなくても、身体を横たえるだけで、血管や心臓の負担が軽減されます。
枕もとに香りのおいポプリやアロマオイル、アロマキャンドルを置いたり、リラックスできる音楽を流したり、熟睡するための環境づくりを行ってみてもいいかもしれません。
運動については、できる人は積極的に取り組んでください。
できるだけ歩くことを心がけましょう。 そして、運動不足の現代人が、一番期にしているのが過食と肥満の問題です。
ストレスから過食をしてしまい肥満に悩む人は多いのではないでしょうか。肥満は高血圧や高血糖の原因にもなりますから、血管のためにもよくありません。
有効なのは、野菜を優先に食べるということです。いきなり食事の量を制限したり、カロリー制限をおこなうと、ストレスもたまりますしダイエットはリバウンドを招くかもしれません。
野菜に含まれる食物繊維は、血管を硬くしてしまうナトリウムを排除して血圧を下げてくれますし、またビタミン類は血管を柔らかくしてくれます。
最後に喫煙ですが、喫煙をするといちじるしく血管が硬くなってしまいますので、ぜひ禁煙をしましょう。